文献詳細
文献概要
検査を築いた人びと
打診法の発明者 レオポルド アウエンブルッガー
著者: 酒井シヅ1
所属機関: 1順天堂大学医史学
ページ範囲:P.509 - P.509
文献購入ページに移動 打診は診察するのに欠かせない手技であるが,これを発明したのがウィーンの人Leopold J.Auenbruggerである.アウエンブルッガーはオーストリアの南部グラーツに,1722年に生まれた.父親は居酒屋兼宿屋を営み,かなり経済的に恵まれた環境に育った.
アウエンブルッガーはウィーンの医学校に学び,1752年に学位を得た.このころウィーンはマリア・テレサ女帝の居住地として栄え,医学もテレサによってオランダから迎えられた大医学者ヴァン・スウィーテンの力により,世界の医学の中心地になっていた.
アウエンブルッガーはウィーンの医学校に学び,1752年に学位を得た.このころウィーンはマリア・テレサ女帝の居住地として栄え,医学もテレサによってオランダから迎えられた大医学者ヴァン・スウィーテンの力により,世界の医学の中心地になっていた.
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