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文献詳細

雑誌文献

検査と技術9巻7号

1981年07月発行

文献概要

技術講座 細菌

リステリア菌の分離と同定

著者: 永井龍夫1

所属機関: 1札幌医科大学中央検査部

ページ範囲:P.555 - P.558

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 我が国におけるヒトのリステリア症は,1958年の8月に山形県で髄膜炎の症例,11月に北海道で胎児敗血症性肉芽腫症の症例がそれぞれ独立に見いだされたのが最初である.以来,散発的にではあるが年々症例の発生があり,1972年以降は症例数が漸増し,1980年には年間の報告症例数が44症例とこれまでの最高数に達している.
 このように症例数が増えてきたのは,臨床医がリステリア症に関心を持ち,臨床細菌検査担当技師がリステリア菌に注意を向けるようになったことも大きな要因と考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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