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文献詳細

雑誌文献

検査と技術9巻7号

1981年07月発行

文献概要

知っておきたい検査機器

Autobac MTS

著者: 河喜多龍祥1

所属機関: 1東海大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.588 - P.592

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 Autobacはアメリカの抗生物質メーカーであるPfizer社で開発され,薬剤感受性検査の自動機械としては最も早い時期(1974年)に,アメリカの政府機関であるFood and Drug Administration(FDA)の許可を得て,Autobac 1という商品名で発売された.そのAutobac 1では,ディスク法に準じた定性的な薬剤感受性テストAutobacinterpretive susceptibility(AIS)テストが3〜5時間で行えるようになり,次いで1979年に最小発育阻止濃度を測定するAutobac minimuminhibitory concentration(Autobac MIC)テストと,尿中の細菌数が105CFU/ml以上か未満かのスクリーニングテストが可能となり,機能拡大に伴い,商品名もAutobac Multitest System(Autobac MTS)として発売されるようになった.現在,Autobacはアメリカにおいて,既に日常検査で数百台が使用されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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