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文献詳細

雑誌文献

検査と技術9巻7号

1981年07月発行

文献概要

コーヒーブレイク

教育者としての専門家

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.592 - P.592

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 生理学,特に人体生理学を中心とする教室に入門したため,テーマの一つとして体力医学の領域の仕事をしながら現在に至った.自分で考えてもいわゆる自己矛盾と思っていることは,自分自身は全くスポーツが苦手で,体育といっても,毎日一万歩を歩くこととか,ときに水泳を楽しむことくらいしか,体のために良いことはやっていない.
 考えてみると小学校,中学校と体育の時間は嫌いで,いい思い出は持っていない.原因の一つは先生にあったように思う.体育の先生はもちろん体育の専門家で,体力に優れていたし,クラスメートでも,生まれつき体の良く動く生徒が元気が良かった.当然と思って我慢して,早く時間の過ぎるのを待っていたが,今になって考えると,こんな教育は当然どころか,最悪の教育のように思われてくる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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