文献詳細
文献概要
最近の検査技術
エンザイムイムノアッセイによるIgE測定
著者: 道祖悦子1
所属機関: 1前東京慈恵会医科大学第3分院中央検査室
ページ範囲:P.624 - P.628
文献購入ページに移動 IgEは第五の免疫グロブリンとして,1966年石坂公成博士によって発見された.それはレアギンとしての固有の生物学的活性の所在を追求する過程で発見された.そして今まで隠されていたレアギン型アレルギーの発生機構における,様々な新しい問題点が掘りおこされ,各方面からの追求がなされている.現在IgEの定量が臨床的に重要視されてきており,定量法は今までラジオイムノアッセイ法(RIA)が用いられてきていたが,最近,これに代わる測定法の開発が進み,エンザイムイムノアッセイ法(EIA)が実用化されてきている.
EIAとは酵素免疫測定法であり,抗原抗体反応を利用して,抗原とハプテン,または抗体を測定する方法である.一般に抗原と抗体の反応は極めて特異的なものであり,微量であっても反応が起こる.また,生じた結合物は通常かなり安定で,温和な条件下では容易に解離しない.
EIAとは酵素免疫測定法であり,抗原抗体反応を利用して,抗原とハプテン,または抗体を測定する方法である.一般に抗原と抗体の反応は極めて特異的なものであり,微量であっても反応が起こる.また,生じた結合物は通常かなり安定で,温和な条件下では容易に解離しない.
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