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文献詳細

雑誌文献

検査と技術9巻8号

1981年08月発行

文献概要

おかしな検査データ

正しい精度調査結果?

著者: 臼井敏明1

所属機関: 1長崎大学検査部

ページ範囲:P.629 - P.630

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 臨床検査の精度管理の一環として,全国レベルまたは各地方単位で精度調査(quality controlsurvey)が広く行われているが,集められたデータの処理は世話人のたいへんな仕事である.特に異常現象が発生した場合の対応は難しく,その原因の解明,対応は他施設の内容に立ち入ることになり,世話人の苦労するところである.一方,統計処理データが見掛け上正しくても真に正しい測定が得られたという保証もない.今回は長崎県臨床検査技師会の研究会で行われた地区精度調査の統計結果が一度良好と判断されながら,一転して精度調査の方法が悪かったことが解明された例を挙げて,その発見の糸口,解決された過程を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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