icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生10巻3号

1951年09月発行

文献概要

--------------------

急性灰白髄炎の疫學—特に我國に於ける最近の流行を中心として

著者: 甲野禮作1

所属機関: 1國立公衆衞生院衞生微生物學部

ページ範囲:P.99 - P.102

文献購入ページに移動
 私がかつて公衆衞生學雑誌に「急性灰白脊髄炎の疫學」1)と題して綜説を試みてから2年經過し,本病の届出制度が普及徹底するにつれて,我國急性灰白髄炎の流行の實態が明らかに成りつゝある。
 第1表に示す樣に患者數は昭和24年度3,127名,昭和25年度3,197名,昭和26年は第31週迄に2,403名と年々増加する傾向にあるらしい。昭和24年夏には北海道,東北ことに青森縣に流行があり,一方季節を異にして宮崎縣に流行があつた。これ等の集團的発生は昭和13,15年阪神地方の流行以來のものであつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら