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1950年の発生情況より見た世界に於ける急性灰白髄炎
著者: 後藤正宏1
所属機関: 1厚生省公衆衞生局防疫課
ページ範囲:P.103 - P.108
文献購入ページに移動なお,こゝで豫め斷つておかなければならないことは國によつてその統計の取り方が非常に相異しているという事實である。即ち,屆出義務の有無,文化の進展度,その國の對急性友白髄炎政策の程度等がすべて異つているということは容易に想像出來る。また此の疾病の特微として不顯性感染,或は不善形のもの等現われる形が種々樣々であるためにも各國の數字の間には相當大きな隔りのあることが考えられる。たゞ一定の國については概ね統計の基準も一定していると考えられるので地域別に發性情況を略述することとする。
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