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副腎皮質ホルモンとそのノーベル賞受賞
著者: 松岡脩吉1
所属機関: 1東京大學醫學部公衆衞生學
ページ範囲:P.155 - P.155
文献購入ページに移動Reidhsteinにしても,Kendallにしても,副腎皮質の産生するいわゆるコルテイコイドの化學的な面で輝かしい仕事をした人であり,後者はHenchその他のメーヨークリニクの人々と共に,コルテイコイドの一つであるコルテイゾン或はACTHにょるリユーマチ關節炎の治療に劇的な效果を確定した1人でもある。Henchは,外科手術・饑餓・異種蛋白にょる發熱・妊娠・黄疸などの場合,リョーマチ關節炎の輕快することに注目し,これが内分泌機能の攣調と關連していることを考えた。そしてACTR或はコルテイゾンとして高度に純化されたものをしかも大量患者に使用し事柄をはつきりさせたのである。
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