文献詳細
研究報告
P-nitrophenyl phosphateを使用する牛乳phosphataseの定量及び臨地試驗法
著者: 山下哲生1 笠井金盛2
所属機関: 1國立公衆衞生院榮養生化學部 2國立公衆衞生院衞生獸醫學部
ページ範囲:P.181 - P.183
文献概要
牛乳フオスフアターゼ試驗の基質即ち燐酸エステル中フエニール燐酸エステルを使用したScharerの定量法臨地簡便法はアメリカニューヨーク州の標準法であり既に日本にも招介されている1)。しかし試藥の種類が多くその調製が可成り手數を要し,又試驗室で普通使用するフエノールの微量混入で判定を誤る危險がある等改良を要する點がある。
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