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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生10巻5号

1951年11月発行

文献概要

研究報告

大根の腸内細菌吸收について

著者: 寺門賀

所属機関:

ページ範囲:P.222 - P.224

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 植物が哺乳動物の病原菌を吸收するか否かについでの研究は寡聞僅かにKasparek1)が植物は脾脱疽菌の媒介物たりや否やと題し脾脱疽菌を數個の植木鉢に灌注した後大麥及小麥の種子を播き2,3ヵ月を經て土壤の細菌學的檢査を行つたところ表層部に至るまで芽胞を含み培養動物試驗とも陽性を示したが植物組織は陰性に終り植物組織中に細菌が侵入することはないと述べているのみである。
 而して余は大根の大部分が細菌を含有する事實を認めたので哺乳動物病原菌をも吸收するのではなかろうかと考え先づ大根について腸内細菌の吸收如何を實驗した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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