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文献概要
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食品中の鐵含有量に就て
著者: 阿部克己12
所属機関: 1元北海道大學醫學部生化學教室 2現群馬縣富岡保健所
ページ範囲:P.253 - P.255
文献購入ページに移動鐵定量法としてはA.O.A.C.2)(Association ofOfficial AgriculturalChemists in America)は比色法としてはロダンカリ法,又滴定法としては三鹽化チタン法を採用しているが,著者は日・食・總と同樣の定量法即ち沃度法を用いた。特にこの分析には試料の調製に細心の注意を拂い鐵の混入を防いだ。勿論その爲に鐵製の器具の使用は避けた。食品の蒐集には當時は未だ統制時代で標準になるものを選ぶのには苦心を重ね特に魚類については困難を感じ多數の食品について分析を行い得なかつたのは全く残念であつた。
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