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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生10巻6号

1951年12月発行

文献概要

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ツベルクリンの力價について

著者: 染谷四郞

所属機関:

ページ範囲:P.255 - P.255

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 從來わが國で結核の診斷に用いられていた診斷用ツベルクリン液は,2000倍,1000倍,100倍稀釋のものであつたが,現在では專ら2000倍稀釋液のみが一般に使用せなれている。その理由は結核患者に用いても何等の惡影響がなく,また強反應者においてもそれぼと強い副作用を示さないこと,さらに結核未感染者にあらわれる非特異的反應と既感染者にあらわれる特異的反應とを區別するのに適當な濃度であるということによる。
 この2000倍稀釋ツベルクリン液はすべて豫防衞生研究所において檢定をうけたものであって,その力價試驗には動物及び人間を用いて相當精密な檢査の後豫防衞生研究保存の標準2000倍ツベルクリンと等力價であることか確められたものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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