icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生11巻4号

1952年04月発行

文献概要

研究報告

8時間勞働のモデル作業の尿成分に及ぼす影響とその成因についての考察

著者: 石川知福1 佐藤德郞1 福山富太郞1 宮下武1 石川淸文2

所属機関: 1公衆衞生院生理衞生部 2現公衆衞生院勞働衞生學部

ページ範囲:P.38 - P.42

文献購入ページに移動
 今まで嚴密に均等な勞働負荷をあたえ,數日間にわたり尿成分の追求した報告が見當らない。本研究は1947年3月中旬に公衆衞生院人工氣候室に被檢者を起居させて實施したものであり,拘束9時間,午前と午後に10分ずつ,中間に晝食の休憩40分を入れ,實働8時間の作業とし,高さ30cmの臺を昇降するShneider testを行わしめた。作業時以外のときは實驗條件の監視,データの整理を實施した。温度條件は大體乾球17.5〜18℃,温球11.8〜13℃の間で實施し,夜間は同室に泊り,食事は一定とし,水分摂取は自由とした。服装はランニングシヤツ,ヅボン下,作業ヅボンの如き輕装とし,發汗は額,胸に少し汗ばむ程度であつた。
 被驗者の身長體重は1.167.7cm 56.3kg:2.164.7cm52.8kg;3.160.5cm 54.4kg:4.158.2cm 48.3kgであり年齢は3番の被檢者が17歳であるのを除き何れも20臺の學生である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら