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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生11巻5号

1952年05月発行

文献概要

醫藥隨想

再軍備と産兒制限

著者: 北岡壽逸1

所属機関: 1國學院政經學部

ページ範囲:P.27 - P.27

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 敗戰に因つて武裝を解除された我國が,今や再武裝せんとしつつある。我國を裸にしたアメリカが武裝の爲にあらゆる援助と勸告を行ひつつある。實に國の運命の百八十度の轉換である。
 ところが再軍備に對しては種々の反對がある。再軍備の爲に二千億の豫算を提出している吉田首相も再軍備は反對だそうであるから,何が何んだかわからなくなるが斯かる政治家的の詭辯を除いて眞實に再軍備に反對する者の大部分は,我國を共産主義國の侵略に抵抗し得ない弱い國としよう。ソ連の軍門に降伏しよう。我國を共産主義國としやうとする者であると思はれる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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