文献詳細
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文献概要
1950年11月2日(木),暖かい小春日和の朝,私はボストンのハーバート大學公衆衞生學校の校庭をゆつくり歩いていつた。所が向いの玄關正面の方から2人の日本人らしい人物が近づいて來た。間近になつて双方思わず立ち止まつた。
1人は精神科の村松教授に違いなかつたのである。そしてその連れはかつて教授の東大時代の門下生であつた。村松教授はロンドン會議の歸途の視察中とのことである。
1人は精神科の村松教授に違いなかつたのである。そしてその連れはかつて教授の東大時代の門下生であつた。村松教授はロンドン會議の歸途の視察中とのことである。
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