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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生11巻5号

1952年05月発行

文献概要

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健康館と兒童文化館—小田原保健所分室

著者: 栗原忠夫1

所属機関: 1小田原保健所分室

ページ範囲:P.34 - P.35

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 保健所は衞生のことを通して社會の文化性を高め,明るい健康的な生活が誰の手でも容易にできるような社會を造ることを目的としている。從つて保健所はその目的を達成するため科學の尊さを教え,衞生の必要とその手段を國民に理解して貰うよう努力しなければならない。即ちこの故にこそ衞生教育が保健所の最も重要な一つの責務として擧げられる所以なのである。
 然るに從來衞生教育事業はとかく忘れ勝ちになつていたが,その一つの大きな原因は保健所が「場」と「手段」とを持たなかつたことにある。幸い當保健所は地元小田原市の協力を得て歴史的に名高い眺望絶佳な小田原城趾公園内に健康館と兒童文化館の兩館の建設に成功し,學校に於ける健康教育の校外教室として積極的な意圖を以て活動している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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