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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生12巻1号

1952年07月発行

文献概要

時評

最近の赤痢集團發生の教訓

著者: 金光克己1

所属機関: 1厚生省

ページ範囲:P.11 - P.11

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 過去2年間の赤痢流行と鬪いつゞけて來た今日尚依然として集團發生は少くない。殊に最近神戸中日本重工業に於て昭和12年大牟田市の赤痢大流行に次ぐ大集團發生があり,世人注目の的となつて來た。集圍發生防止は由來防疫の最大の目標となつている。それはこれによつて患者の發生を少くすると云う意味よりは,集團發生は一般個々の患者發生を防ぐよりも防ぎ易く且又當局として最も責任ある問題であるからだ。赤痢集團發生の防止こそ防疫活動を最も端的に表現しているものと解釋してよいものであろう。以下最近の集團發生例より若干教訓事項を拾い上げて見よう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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