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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生12巻1号

1952年07月発行

文献概要

研究報告

嬰兒籠の乳幼兒發育に及ぼす影響

著者: 菊地浩1

所属機関: 1福島縣相馬郡原町保健所

ページ範囲:P.24 - P.27

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緒言
 嬰兒籠が「くる病」の誘因になつている事は諸專門家の指摘する所であり,一般の人々にも認められている。
 嬰児籠は關東地方では「おはち入れ」と呼ばれ東北地方では一般に「いづこ」,相馬群では「えじこ」といわれている。これは直經2尺,高さ1.5尺位の半球状の,藁でつくつた鉢の樣なもので,乳兒をその中に起坐させ體の周りにも毛布や衣類をまいて暖をとると共に,兒の體を支える。こうして乳幼兒を家の中におけば安全であり,又母親達が日中田畑で働くのに極めて便利であるので東北地方の農家では多くの人が使用している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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