icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生12巻2号

1952年08月発行

文献概要

統計資料のページ

昭和26年人口動態の概況—厚生大臣官房統計調査部

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.34 - P.39

文献購入ページに移動
 當部では,人口動態統計毎月概數を月々發表してきたが,最近昭和26年々計分概數(1〜12月毎月概數+1〜12月各月訂正分)の製表を完了したので,この數字にもとづいて昭和26年の人口動態統計の概況を述べることにする。
 まず昭和26年においては,死産が増加傾向を繼續しているので,その他の出生,死亡,婚姻,離婚はすべて減少をを示している。そのうちで特に注目すべき事象は出生の顕著な減少と,死亡状態の改善の度合が著しいことである。昭和26年の人口1.000人に對する出生率は25.6であつて,昭和14年の26.6よりも低く明治33年に人口動態統計がはじまつて以來最低の率を記録した。一方26年の死亡率は10.0であつて,これも亦吾が國人口動態統計における最低率である。なかんづく結核死亡は激減して明治42年以來はじめて10万臺を割つて93,654人となり,人口10万人に對する比率は111.1であつて,1年前昭和25年の146.8に比較すると24.4即ち約4分の1減少を示している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら