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研究報告
福岡縣における人のブルセラ症—第1報農村及び都會在住者血清の凝集反應並に補體結合反應
著者: 大塚悟1 中西恭生1
所属機関: 1福岡縣衞生研究所
ページ範囲:P.40 - P.42
文献購入ページに移動最近人のブルセラ症Brucellosisに對する關心が深まつて來て我國においても公衆衞生上輕視されえない疾病の1つとしてとり上げられつつある。從來本症の人體感染例については國内においても比較的多くの報告があるが統計的に觀察報告したものは少く,竹内;千葉;山口;近藤,谷口,最近では赤澤,樋山;高木,加納,伊藤等があるのみではあるがこれ等を通覧しても本症の公衆衞生上に占める役割の大きいことが察せられる。我々は昭和25年以來當所に診斷を依頼して來た梅毒檢査血清及び不明熱患者血清について,Br.abortus Bangを用いて凝集反應及び補體結合反應を實施して來たが當地方における本症の汚染状況の一端を推察することが出來たのでここに報告したいと思う。
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