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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生12巻3号

1952年09月発行

文献概要

研究報告

立川市内に頻發せるガソリン臭井戸水の系統的調査研究(第1報)

著者: 高松公人 佐藤乙一

所属機関:

ページ範囲:P.44 - P.45

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1.緒言
 最近立川市内を始め近接町村に頻發しつつある"所謂ガソリン臭井戸水"の問題は,日毎に擴大し,新聞による報道は勿論,ラジオ録音等によつても現況が放送された。然もこのガソリン臭を發する井戸は,立川全市の凡そ三分の一を占め,今尚その數は著しく増加の傾向にあり公衆衞生上洵に憂うべきものがある。此の問題が表面化するや諸學者はいち早く原因探究に力を入れ,事態解決の爲に日夜奮闘されていることを知り,衷心よりその勞に感謝している次第である。
 余等も稀有の事例ではあり,殊に地元に於ける社會的惨事であることを痛感之を取上げ,立川市役所,保健所係官と協力,目下系統的研究中であるが,その一部として概ね報告するに足る資料を得たので,當問題に關與せる諸賢は勿論,興味を持たれている諸氏の參考に供したいと思い此處に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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