文献詳細
文献概要
統計資料のページ
結核死亡統計
著者: 石田保廣1
所属機関: 1厚生省大臣官房統計調査部
ページ範囲:P.29 - P.30
文献購入ページに移動年齡階級別結核死亡率にて觀察すると今まで,25歳〜29歳の年齡層において最も高率の死亡率を示すのが日本における結核死亡の特色であるとされていたのであるが,男性においては若年層における死亡率が年々減少すると共に50歳以上の高年者における死亡率の増加のため,昭和27年の前半期においては,第1表,第1圖に示すように男性においては最も高率を示す年齢は25〜29歳ではなく65〜69歳となつた。高年齡層において死亡率が高率になりつつあるという傾向は職後において觀察されていたのであるが,本年度においては,この現象が特に顯著になつた。
掲載誌情報