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研究報告
横濱市港區内に發生した泉熱を伴う猩紅熱の一多發例に關する綜合調査研究成績
著者: 助川信彦1 時任直人1 松田心一2 宮入正人2 重松逸造2 浦田純一2 原實2 山下佳郞2 山口晋吾2 金尾秀發3 岩尾信治3 鍵和田滋3 兒玉威4 田中博4 吉田忠4 石川義雄5 和田節5
所属機関: 1横濱市衞生同防疫課 2國立公衆衞生院疫學部 3横濱市萬治病院 4神奈川縣衞生研究所 5横濱市港北保健所
ページ範囲:P.31 - P.37
文献購入ページに移動近年世人の關心からやや遠去かりつつある觀のあつた猩紅熱も,最近における泉熱の流行に關連して,再びわれわれの注目を引くに至つた。泉熱の本態に對する究明が進むに從つて,必然的に猩紅熱に對する再檢討が要求されつつあるからである。
たまたま昭和26年11月より27年1月にかけて,横濱市北區日吉地區に猩紅熱患者14名の異常發生がみられたので,われわれ疫學,臨床,病原の名分野擔當者が協同して綜合的な調査研究を實施した。本例は以下述べるように,一部に泉熱の混在又は合併と思われる所見があつて,甚だ興味のある例と考えられるので,ここにその成績の概略を報告する。
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