icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生13巻1号

1953年01月発行

研究報告

労働時の温熱環境と皮膚温

著者: 倉田正一1 星幸男1 和久井健三1 船津雄三1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部衞生学公衆衞生学教室

ページ範囲:P.46 - P.49

文献概要

 労働のための至適温度を求める生物学的な示標としては,従来,カタ冷却力,感覚温度,Eguivalent warmth等が用いられており,一方,身体の側から,体温,心臓機能,呼吸機能,エネルギー代謝率などをとりあげて,測定値個々の,或はこれらの機能の相互の関連を求めているのである。又近年は,Winslow等の熱平衡の理論的研究の結果を労働環境にとりいれて,標尺にしてゆこうとする試みがなされている(1)
 さて,皮膚温は内部環境温度と外部環境温度を区切るものであり,両者間に介在するものであつて,その変動は両環境からの影響を反映しているものにほかならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら