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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生13巻2号

1953年02月発行

文献概要

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ノーベル賞を捷ち得た黄熱ワクチンの研究

著者: 森島生

所属機関:

ページ範囲:P.27 - P.28

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 注射数約五千万に垂んとする黄熱ワクチンの発見者Lax Thaildr博士は人の健康保全の最大の貢献を為した廉で1951年度のNobel賞を受けたのである。
 Theiler博士は之に就て語つて謂く,吾々は真に幸福である,勿論我々は必死の努力をしたが。此賞よりも尚大きいのは吾々は偉大なる幸福を得たことである。吾々が今此をワクチン17-Dと命名はしているが,之を発見する以前,数限りない間違を犯してをつたかも知れなかつた。若し吾々が之を発見しなかつたなら,吾々以外の科学者が黄熱を管理するワクチンを確かに発見したであろうと。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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