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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生13巻3号

1953年03月発行

文献概要

研究報告

井水の合理的消毒について

著者: 村田典行1 小槻松太郎1

所属機関: 1埼玉県所沢保健所

ページ範囲:P.38 - P.43

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 今回所沢保健所管内の1地区20カ所を選定し,環境衛生事業の一端として,井水の継続的塩素消毒を実験したのであるが,その要領が適当である場合,大体所期の目的を達し得る事が認められ,その経験に基き所沢市の消化器系伝染病多発地区において,防疫作業の一として1地区30カ所の井戸に対し装置を設け消毒を開始した。これは井水が常時水道水程度の塩素臭と味の範囲において継続して消毒が果されている点は,従来の晒粉万能に依る消毒方法より数段進歩した方法であつて,普及徹底される可きである。又一般的井戸消毒についても,単に従来の方法のみを以つてしては消毒の普及と徹底が期待し得ないと思われるので,今回の実験成績と共に井戸の消毒について記してみる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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