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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生14巻2号

1953年08月発行

特集 高血圧と公衆衞生

座談会

高血圧の諸問題

著者: 斎藤俊保1 大島硏三2 斎藤十六3 渡辺定4

所属機関: 1厚生省医務局国立療養所課 2東京大学 3千葉大学 4厚生省

ページ範囲:P.13 - P.25

文献概要

高血圧の頻度
 斎藤(俊) 皆さん御承知のように,1昨年からそれまで第1位だった結核の死亡率が2位になつて,中枢神経の血管損傷による死亡が第1位になり,その後もますますその傾向が顕著になつております。これはいろいろな学問的な問題がありましようが,高血圧の結果による脳の出血というものが大部分を占めております。そこで渡辺光生,1っ高血圧症の頻度とか分布といつたようなことについてお話し願いたいと思いますが。
 渡辺 その前に,脳溢血が日本に多いというか,脳卒中が多いことですが,斎藤(俊)さん,脳溢血と脳軟化を混ぜたものをどう表わすかという点ですが。正確に言うと脳溢血といえば脳の出血だけになります。そこで脳卒中を,一応脳溢血と脳軟化を一緒にしたものということでスタートします。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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