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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生14巻5号

1953年11月発行

文献概要

特集 最近の性病問題 論説

第8回日本公衆衞生学会印象記

著者: 橋本正巳

所属機関:

ページ範囲:P.2 - P.2

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 今回の公衆衛生学会は,空前の盛観であり,話に意義深いものであつた卒直にいつて,おそらく,医学のみならずいかなる分野の学会でも,今回の本学会ほどその規模が雄大であり,綜合企画のみごとなものはないのではないかと思われたほどであつた。
 これはいうまでもなく,斯界の信望を一身に集めていられる三木岡山県知事が学会長であり,開催地が公衆衞生行政のホープ,しかも,全国から足場のよい岡山県であり,更に時恰も世界の公衆衞生発展の途上,WHOの西太平洋地域委員会が東京において開催された直後でもあり,いわば,天の時と地の利と人の和が奇しくも具わつて今回の盛況をもたらしたものといえよう。私は,本学会には第1回より毎回出席の幸運に恵まれた一人であるが,そのめざましい躍進ぶりに感激を覚えざるを得ない。限られた紙面ではあるが,以下に二,三の印象を述べてみよう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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