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研究報告
文献概要
1 序言
性病患者の届出数は,全国では昭和23年,東京都では22年を頂点として漸次減少し,昭和26年には全国270,857人,東京16,377人,昭和27年は東京15,990人となつている。しかし,この数字から直ちに性病罹患率は出てこない問題は,診療をうけた患者の何%が届出られたかにある。
それについて,山下(1)は,所沢地区における調査に基いて,性病患者の48%が届けられたと報告している。また,一方,北見(2)は,理論的に性交可能男子の5〜18%が淋病に罹患していると推定している。
性病患者の届出数は,全国では昭和23年,東京都では22年を頂点として漸次減少し,昭和26年には全国270,857人,東京16,377人,昭和27年は東京15,990人となつている。しかし,この数字から直ちに性病罹患率は出てこない問題は,診療をうけた患者の何%が届出られたかにある。
それについて,山下(1)は,所沢地区における調査に基いて,性病患者の48%が届けられたと報告している。また,一方,北見(2)は,理論的に性交可能男子の5〜18%が淋病に罹患していると推定している。
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