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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生14巻6号

1953年12月発行

特集 結核問題の焦点

結核X線診断の急所

著者: 重松逸造1

所属機関: 1国立公衆衞生院 疫学部

ページ範囲:P.3 - P.14

文献概要

1.はじめに
 標題のような題名を編集者からいただいて,実は筆者自身大いにまごついた次第である。というのは,今まで,結核のX線診断に急所というものがあるとは,考えていなかつたからである。しかし,強いて急所と言われてみるとないわけでもない。ただしこの場合の急所たるや,実は最も平凡なことであつて急所という言葉の意味を決め手といつた風にとつていただくと困るのである。
 つまり,筆者は結核のX線診断において最も大切なことは,極めて平凡なこと,或は至極常識的なことを,本当に身につくように「実行」していただくことだと考えているのであつて,標題の意味もそう御了解願えれば幸である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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