文献詳細
特集 結核問題の焦点
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結核死亡の減少と結核対策
昭和26年に初めて10万を割り93000余となつた我国の結核死亡はその後も減少の一途を辿り27年は7万余となり人口10万対82.1という未曾有の低率を示すに至つた。
昭和28年1月以降も引続き減少をつづけ7月末までの累計は3万3千余で昨年同期の4万6千余に比し更に1万3千余の減少である。従つて本年の結核死亡は更に減少して5万余に落着くものと考えられる。特に靑少年の死亡減少が顕著であることは更に意義深いものを感ずるのである。
昭和26年に初めて10万を割り93000余となつた我国の結核死亡はその後も減少の一途を辿り27年は7万余となり人口10万対82.1という未曾有の低率を示すに至つた。
昭和28年1月以降も引続き減少をつづけ7月末までの累計は3万3千余で昨年同期の4万6千余に比し更に1万3千余の減少である。従つて本年の結核死亡は更に減少して5万余に落着くものと考えられる。特に靑少年の死亡減少が顕著であることは更に意義深いものを感ずるのである。
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