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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生14巻6号

1953年12月発行

文献概要

研究報告

結核の家族内感染調査について

著者: 篠崎吉次1

所属機関: 1川崎市中央保健所

ページ範囲:P.61 - P.63

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 保健所に届出でられたり,集団検診や健康相談によつて発見された結核患者の家庭には,すべての結核患者を收容する隔離施設の余裕のない現在では,狭隘な家屋に放置されることによつて家族内感染が多く発生しているものと想像される。この家族内感染の実態と結核患者の居住する生活環境を明らかにすることは,結核の発病予防上,有意義なことと考える。又かかる実態を明確に把握することによつてはじめて徹底した療養指導も可能であると思う。私は以上の観点から当保健所の担当する管内の結核患者世帯を対象として,保健婦の訪問調査によつて得られた結核調査表を集計した結果2,3の知見を得たのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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