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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生14巻6号

1953年12月発行

研究報告

人工氣胸療法についてのアンケート

著者: 田中正好1 丸山正雄1

所属機関: 1和歌山県衞生部予防課

ページ範囲:P.66 - P.68

文献概要

まえがき
 人工気胸療法は最も普通的な虚脱療法として肺結核治療に確固たる地歩を占めて来ている。しかし一般開業医並びに患者の側からはそれ程好もしい受入れ方をされていないように思われる反面最近気胸による障碍の再検討も行われ本療法も新しい批判の対象となりつつあるかに見える。この際患者が果して本療法を如何に体験しつつあるかを知る目的でささやかなアンケートを試みたので報告する。なお適正な結核治療を普及せんとして結核予防法の中に本療法を公費負担の対象としてとり上げてからすでに一年有余を経過している。公費負担制度が発足した当時本療法をうけていた患者は結核治療に関して比較的進歩した考え方を持つていると考えられるのでとくに之等の人達を対象に選び結核予防法に対する簡単な感想をも求めた次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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