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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生14巻6号

1953年12月発行

文献概要

研究報告

ツベルクリン反応の注射部位による強度差について—(Sign Testによる左右差)

著者: 重松逸造1 染谷四郎1 平山宗宏2 阿部昭治2

所属機関: 1国立公衆衞生院 2東京大学結核研究会

ページ範囲:P.78 - P.82

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1.はじめに
 ツ反応が注射部位によつて異なる反応強度を示すことは,既に柳沢①,岡②,尾関③,後藤④,鈴木⑤,宮内⑥,小池⑦,須永⑧,湯田⑨等の指摘している所であつて,その理由としては,BCG接種よる局所アレルギーの増強,ツベリクリン反覆注射による反応性の減弱等があげられていることも周知の通りである。
 最近ではBCG接種該当者選択の問題,或はツ反応陰転の問題等に関連して,野辺地等⑩が再び本問題をとりあげてその重要性を強調しているが,われわれも人体皮膚におけるツ液力価検定法⑪の研究途上,その必要性にせまられて本問題を検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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