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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生15巻1号

1954年01月発行

文献概要

特集 傳染病問題の焦点

所謂給食病について

著者: 尾崎嘉篤1 佐竹繁男1

所属機関: 1厚生省食品衞生課

ページ範囲:P.28 - P.32

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1.発生状況
 本病が初めて認知されたのは,昭和25年9月東京都神田区内の4小学校及び同杉並区内の1小学校において集団発生をみた事例であつた。本件は東京都衞生局の詳細な疫学的調査の結果,学校給食に使用されたソーセージが原因食品であり,いずれも埼玉県下某会社の同時製品であることが知られた。当時「学童奇病」とか「ソーセージ中毒事件」などと,新聞紙上に騒がれたものであるが,その病因物質が何であるかは不明に終つた。
 その後,昭和26年に1例,昭和27年に2例発生を見たが,いずれも同じく東京都内で,学校給食によるものであつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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