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赤痢の流行も,第4年目を迎えて漸ぐ下降の傾向を示して来た。本年の発生は10月3日現在の簡速統計によると患者数88081名,死者数7324名で,昨年に較べて患者数において約10%,死者数において約26%の減少を示している。
従つて一般的には赤痢の流行は終つたという考えを持つことができるだろうが,今後流行が急速に減少するか或は可なり緩まんな下降線を辿るか,或は地域的には流行は反つて増加するかどうかと云つた今後の流行の動きは,防疫当事者にとつては重要な問題であると共に,疫学専門家にとつてもまことに興味ある問題であろう。以下昭和24年以降の各地方別の赤痢流行の動きを紹介して今後の動きを知る参考とする。
従つて一般的には赤痢の流行は終つたという考えを持つことができるだろうが,今後流行が急速に減少するか或は可なり緩まんな下降線を辿るか,或は地域的には流行は反つて増加するかどうかと云つた今後の流行の動きは,防疫当事者にとつては重要な問題であると共に,疫学専門家にとつてもまことに興味ある問題であろう。以下昭和24年以降の各地方別の赤痢流行の動きを紹介して今後の動きを知る参考とする。
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