文献詳細
研究報告
文献概要
Ⅰ緒言
1948年Middlebrook,Dubos両氏が考案した感作赤血球凝集反応を応用して1951年,国立千葉療養所の岡田,馬杉,小林氏等は尿中ツベルクリンの検出並びに定量に成功しO. M. K法と称し,盛に動物実験及び臨床成績を報告している。従来の血清学的方法が抗体の証明を目的としていたのに反しO. M. K. 法は之と異つて抗原検出法であるという意味で,全く新らしいものと考える。
臨床上の応用は頗る広範囲であるが,岡田氏は次の諸項目をあげている。
1948年Middlebrook,Dubos両氏が考案した感作赤血球凝集反応を応用して1951年,国立千葉療養所の岡田,馬杉,小林氏等は尿中ツベルクリンの検出並びに定量に成功しO. M. K法と称し,盛に動物実験及び臨床成績を報告している。従来の血清学的方法が抗体の証明を目的としていたのに反しO. M. K. 法は之と異つて抗原検出法であるという意味で,全く新らしいものと考える。
臨床上の応用は頗る広範囲であるが,岡田氏は次の諸項目をあげている。
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