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研究報告
下痢腸炎及び腸潰瘍死亡率の地域別季節変動
著者: 入鹿山勝郞1 大浦辰男1 寺岡恒夫1
所属機関: 1熊本大学医学部衞生学教室
ページ範囲:P.46 - P.52
文献購入ページに移動本邦の下痢腸炎及び腸潰瘍による死亡率は,1900年より1923年頃までは漸増の傾向にあつたが,その後今日まで漸減している。その中戦後1947〜1950年の4カ年の本病の死亡率をみるに,2才未満のものは各々人口10万にっき70.7,60.9,50.9及び35.3を示し2才以上のものは各々59.3,43.8,36.9及び41.2を示している。余等は以上4カ年の本病の死亡率を地域別に,且月別に集計し,これより季節指数を求め,その変動を観察した。尚厚生省の集計では1)1951年以降本病名は胃腸炎腸炎及び大腸炎に分類され,2才未満の場合はこれから新生児下痢を除外してある。
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