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庇肝剤
著者: 高橋晄正
所属機関:
ページ範囲:P.12 - P.13
文献購入ページに移動1.糖質 肝機能が健在である為の1つの條件は肝細胞内に多量のグリコーゲンの存在することである。經口的に投与出来ない場合や急を要する場合には5%液皮注,10%液点滴靜注を大量に行う。糖同化機能に障碍ある場合に高張液の大量を短時間に与えるのは良くない。種類としてはブドー糖よりも果糖の方が肝に対する沈着率が大きい。インシユリンは筋グリコーゲンへの糖質移動を来す結果肝グリコーゲンを減少せしめ却つて良くない。
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