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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生15巻6号

1954年06月発行

文献概要

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抗リウマチ剤

著者: 横山巖

所属機関:

ページ範囲:P.62 - P.62

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 1949年Hench,Kendall等によつてCortisone療法が発表されて以来,リウマチ性疾患治療の上に一大進歩がもたらされた。併しリウマチ性疾患は未だにその原因が不明である為に原因的治療を行うことが出来ず,従つて決定的ならざる数多くの治療法が行われている。
 サリチル酸製剤:サリチル酸,ソーダアスピリン,アミノピリン,フナエセチン,アトフアン,ザリチル酸アミド,イルガピリン等が用いられている。此等の中てイルガピリンは,1949年スイスのStenzelによつて合成されたButazolidinとアミノピリンの等量含有藥で注射藥1筒5cc中にブタゾリヂン,アミノピリン各々0.75gを含有して居り,その効果は他のサリチル酸剤に勝つている。サリチル酸剤の副作用としては食欲不振惡心,嘔吐,発疹,耳鳴,難聽,無顆粒細胞症等が擧げられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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