icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生15巻6号

1954年06月発行

文献概要

--------------------

ヒアルロニダーゼの臨床的応用

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.97 - P.97

文献購入ページに移動
 近年臨床各科に亘りて急速廣汎に利用を見る様になつた藥剤の一つにヒアルロニダーゼがある。現在市販せられているものは,牛睾丸より抽出せられたもので,本酵素は結合組織の基質の主要成分たるヒアルロン酸を分解してその粘稠性を低下せしめ,以つて組識透過性を著しく亢進させる作用がある。
 本剤の臨床的應用面を大別すると①皮下に大量の液体を注入する場合に②滲潤麻酔及び傳達麻酔に③病竃内の藥剤濃度を高める目的に④人工採精に⑤癒着の防止及び剥離に⑥皮膚掻痒の治療に⑦ヒアロルロン酸含有器官の内圧が病的に昂進した場合に等である。之等を簡単に逐條解説すると,

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら