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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生15巻6号

1954年06月発行

文献概要

研究報告

石灰窒素のレプトスピラに對する作用—石灰窒素浮遊液の試験管内におけるレプトスピラ殺滅作用並にその加熱による減弱

著者: 八田貞義1 山地幸雄1 田中弘子2 山内信2

所属機関: 1国立衛生試驗所細菌部 2日本医科大学衛生学教室

ページ範囲:P.104 - P.105

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 1917年遠山が黄疸出血性レプトスピラに対する石灰窒素の殺滅作用を,試験管内及び人工水田において認めて(1,2)以来,石灰窒素肥料が水田における作業に由来するレプトスピラ症の防疫に有効であることは,広く認められている(3,4)。しかしその殺レプトスピラ作用の本態については,未だ報告がみられないようである。
 吾々はそのための検討を試みるべく,まず石灰窒素の試験管内におけるレプトスピラ殺滅作用ならびにその留水浮遊液を加熱した際の作用について実験を行つたので,以下にそれを述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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