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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生16巻3号

1954年09月発行

文献概要

特集 食中毒

カドミウム食中毒の1事例について

著者: 金行広雄1 畚野ふみ1 井爪淸一1

所属機関: 1天理教短期大学生活科

ページ範囲:P.65 - P.68

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緒言
 昭和28年11月18日,奈良県天理高等学校に於て調理実習で作つた料理を摂取した。1名の教官及び34名の生徒中,30名が食中毒を起した。その原因を追求した結果,天火で焼林檎を調理した際,Cd鍍金した平皿を使用した為,酸性果汁によりCdが溶出して食中毒を起した事が解つた。欧米諸国では特に第二次世界大戦中,屡々Cd中毒事例が発表されているが,我国では未だ1例も報告されていないので,その実情と試験結果の概要を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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