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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生16巻5号

1954年11月発行

文献概要

特集 勞働衞生最近の進歩

職業性難聽と騒音衛生の動向

著者: 池田克明1

所属機関: 1日本鋼管鶴見病院予防課

ページ範囲:P.55 - P.58

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1.まえがき
 労働衞生に於ける騒音問題は作業能率や精神身体機能一般に及ぼす影響など多岐に亘るが,現在の中心問題は聴覚や聴器に関するもので,中でも強烈な騒音環境に長年曝露されている労働者が騒音の持続的刺戟により内耳に不可逆的病変を起し難聴を訴えるいわゆる職業性(騒音性)難聴が注目を集めている。
 その医学的調査研究は従来も少くなかつたが,労働基凖法施行後,労災補償申請が多くなるにつれ,補償の細部規凖を決定するためにも広汎な実態調査が要請されるに至つた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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