文献詳細
研究報告
文献概要
1.まえがき
Robert Kochによつてはじめられた「ツベルクリン」反応(以下「ツ」反応と略記する)は結核の感染,未感染を判定する手段として発展し,現在動物結核は専ら「ツ」反応によつて診断されている。畜牛の「ツ」反応としては皮下注射法,点眼法,眼検反応法,腔反応法等が挙げられているが,我が国では主として,皮内反応が実施されている。
我々は牛の「ツ」皮内反応に関する資料から牛結核と人結核との関係を調査し,兩者の間に一定の関聯性を認め得ている(1)。
Robert Kochによつてはじめられた「ツベルクリン」反応(以下「ツ」反応と略記する)は結核の感染,未感染を判定する手段として発展し,現在動物結核は専ら「ツ」反応によつて診断されている。畜牛の「ツ」反応としては皮下注射法,点眼法,眼検反応法,腔反応法等が挙げられているが,我が国では主として,皮内反応が実施されている。
我々は牛の「ツ」皮内反応に関する資料から牛結核と人結核との関係を調査し,兩者の間に一定の関聯性を認め得ている(1)。
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