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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生16巻6号

1954年12月発行

文献概要

研究報告

市販乳剤系消毒藥の消毒力効果について

著者: 熊沢泰1 土平一義1 伊藤正治1 谷八千代1

所属機関: 1名古屋市衞生研究所

ページ範囲:P.39 - P.41

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1.序論
 戦後逆性石鹸が登場して以来乳剤系消毒藥は一大転機に立たされた。即ちこの逆性石鹸は非常に安定であり且つその石炭酸係数は今迄の消毒藥より遙かに大きい。
 然しこのものは有機物によつてその作用が激減するので目下の所手指消毒食器洗滌等にのみ使われ,下水,便壷消毒等には使われてはいない。それで乳剤系消毒藥はその長所を生かして今でも水便壷等の消毒に用いられている。然し更に有機物による影響をより少くし,且つ逆性石鹸の如き高い石炭酸係数を所有する乳剤系消毒藥が出現する事は現在防疫並びにそれらの関係者の熱望する処である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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