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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生17巻2号

1955年02月発行

文献概要

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煙霧の害

著者: 森島侃一郎1

所属機関: 1東邦大学

ページ範囲:P.23 - P.23

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 米国ロスアンゼルス市附近の煙霧の害は丁度,咽頭炎や喉頭炎や洞感染や,慢性の咳嗽流行時期とその時期を一にしているので,同市の市民は非常に怒を覚えている。1954年の感謝祭の日に,生後三カ月程の子供が三人もこの呼吸器性疾患の急襲で一時間以内に死んで仕舞つた。その死因は同市の煙霧により窒息死とあつてその兩親たちは市を相手取り損害要償の訴を起している。
 この事についてロスアンゼルス市医師会長Philip Samson氏は彼の考えの一端を披露し,曾て1948年ペンシルヴニア州ドノラで22人にも上る人々の生命を奪つたような大災害の主をきつと発見して見せるといつている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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