icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生17巻2号

1955年02月発行

文献概要

--------------------

黄変米の再搗精

著者: 大城俊彦1 芦沢広三1

所属機関: 1兵庫県衛生研究所

ページ範囲:P.32 - P.35

文献購入ページに移動
1.緒言
 昨夏黄変米問題が巷間に大きな波紋を投じてより,厚生大臣の諮問機関である食品衞生調査会は黄変米特別部会を設置してこの問題を審議することとなつた。そして夫々の研究班はその科学陣を動員して,各視野各角度から黄変米に関する研究を開始したのである。
 その結果として,現在のところ「外観上ほぼ正常であるが培養上黄変米菌の証明された所謂白い黄変米においては,再搗精を施すことにより食用に対する安全度を著しく高め得る」となす説と,これと反対に東京農業大学三宅市郞教授等の如く「再搗精により菌を去り無毒にしようなどとする事は痴人の夢である」となす論あつて未だ結論に達しない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら