文献詳細
特集 慢性疾患の疫學
文献概要
1.はじめに
老人性疾患といえば,脳溢血,癌,心臓病の他に,どうしても腎臓病をあげなければならない。
Bight, R.(1827)が始めてブライト氏病の概念を医学に導入して以来,腎臓病の分類は諸学者によつて様々に論議されて来た。Vollhard及びFahr(1910)は病理発生学的に,(1)変性的疾患(ネフローゼ),(2)炎症性疾患(腎炎),(3)動脈硬化性腎炎(腎硬化症)を区別したが,これなどが現行の分類法の一応の基礎を与えたものと考えてよいであろう。
老人性疾患といえば,脳溢血,癌,心臓病の他に,どうしても腎臓病をあげなければならない。
Bight, R.(1827)が始めてブライト氏病の概念を医学に導入して以来,腎臓病の分類は諸学者によつて様々に論議されて来た。Vollhard及びFahr(1910)は病理発生学的に,(1)変性的疾患(ネフローゼ),(2)炎症性疾患(腎炎),(3)動脈硬化性腎炎(腎硬化症)を区別したが,これなどが現行の分類法の一応の基礎を与えたものと考えてよいであろう。
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